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契約書の重要性

当社でも企業様をご支援する上で、業務範囲や内容などを定めた契約書を締結します。
また、企業様でも売買も含めて様々な場面で契約書が取り交わされています。
日本の企業では特に歴史がある企業において、契約書はあっても詳細が規定されていな
い、契約書そのものがないといった事例も多くあります。
特に中小企業ではオーナーの裁量で取引先との条件を決めるといった環境もあって、社
会が変化した中でも契約書を軽視する傾向がありました。
特に知己のある経営者同士が決めてしまい、明文化されずに違法性にも気づかず取引き
が成立してしまうこともありました。
最近でもベンチャーのスタートアップにはこうした傾向もあるようです。
俺とあいつで決めたことだからということなのでしょうが、こうした杜撰な取り決めは
世代交代や代替わりすることで問題化することもあります。
また、M&Aが当たり前の世の中になると買い取る側が精査する中で問題のある取引きを
見つけ、それに対して誰も答えられずにM&A自体が白紙になるといったことも起きまし
た。
現代においては契約書は単なる取り決めではなく、企業防衛の手段のひとつでもあり、
企業の信用度を測る上でも重要な要素になっています。
社会状況が大きく変わった中でも契約書が修正されていない、力関係で改悪の方向に行
くといったこともよく聞きます。
安定した取引きには社会的な信用を与える適正な契約書は重要なツールであることは間
違いありません。

日本の多くの中小企業では税理士事務所や公認会計士事務所とは顧問契約を締結しても
、問題がないからといって社会保険労務士事務所や弁護士事務所とは顧問契約を締結し
ない傾向もあります。
会計や財務のように経営に直結し、常に監視を要する内容はどの企業様も熱心に取り組
む傾向があります。
税理士さんや公認会計士さんと税法や会計に関わるルールの変更のたびに綿密に打ち合
わせするという企業様が今はほとんどだと思います。
弁護士さんは事件や係争にならなければ関係ないと考える企業様も多いのが実態です。
実際には契約書の内容確認や社内外の法遵守のアセスメントなどは弁護士さんとしっか
り行うべき内容です。
また、力関係で一方的な契約書や取引き条件の見直しなどで困った場合も顧問弁護士さ
んの力は重要です。
社内でも労務で揉めた場合などは弁護士さんの出番になります。
退職代行などとの問題解決なども弁護士さんの出番であり、会社として問題を残さない
解決には弁護士さんの手が必要になります。
労務問題では労働法の趣旨からして、企業側に不利な判決や調停条件となる場合があり
ますが、弁護士さんの力でリスクを少しでも低減することは企業の信用にとっては重要
なものとなります。
日本では水と安全はタダという考え方があるため、まさかの時の保険くらいはかかって
いても、問題解決のスペシャリストにまでコストをかける考え方は依然弱いです。
特に最近は中小企業でも海外取引を直接行ったり、技術移転や導入を図るといったこと
も多くなっています。
そうした場合でも国内法だけでなく、現地の法律や国際商習慣などに照らして問題がな
いのかを企業様自身で判断することは難しいと思います。
意外に弁護士さんとの接点というのは問題が出てからではなく、問題になる前に相談す
べき相手という認識でなければなりません。

弁護士事務所も日本国内には数多くあり、国際業務では海外の法律事務所と提携して対
応するところもあります。
また、弁護士事務所によっては必ずしも企業向けの体制になっていないところもありま
す。
病院と同じで、企業では会社法や商法や民法や労働法といった運営に直結する法律に強
い弁護士事務所と関係を構築しなければなりません。
知り合いだからといって、離婚や財産相続に強い弁護士さんと関係があってもイザとい
う時には何の役にも立ちません。
内臓系の病気であれば内科系、ケガや骨折であれば外科系という形で病院では診療窓口
が分かれているように、弁護士事務所も同様な形になっています。
最近はほとんどの弁護士事務所がホームページを持っており、その中に得意なジャンル
や所属弁護士さんの紹介なども行われています。
中には差し支えない範囲で実績などが紹介されていることもあります。
専門的に知識や実績を持つ弁護士さんでなければお任せすることはできません。
そのため、債務関連を強みとする弁護士さんにいくら契約書の確認をお願いしてもまっ
たく意味を為さないのです。

多くの企業様ではよほどの大企業でもなければ社内で契約書の文面、その先に見えるリ
スクといったところまでを考えることは難しいと感じます。
企業内でも特許には強くても民法となると弱いといった法務の担当者もいます。
わからない、知らない、今のところは必要ない、そうした考え方ではなく安心して企業
活動を行うため、法律の専門家である弁護士さんを巻き込んで契約書で企業防衛をする
という考え方を大事にしていただきたいと思います。
当社でも弁護士さんとの面談にあたっての社内の事前相談、弁護士さんとの向き合い方
、企業の強い味方となる弁護士事務所の選び方などもご相談に応じています。
弁護士事務所の敷居が高い、何を話して良いかわからない、そもそも社内に法務の社員
が居ない、こうした企業様はぜひご相談いただければ幸いです。
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